さすらい投資家Qの覚え書き

割安株、成長株、有望株を探し求める中長期投資ブログ。

すかいらーくHDから優待が届きました

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すかいらーくホールディングス(3197・東1)から株主優待が届きました。同社のグループ店舗で使えるプリペイドカード式の食事券です。500円単位で使用でき、他の割引ともたいてい併用できるので、けっこう重宝します。

2期連続の減益で苦戦中

同社は2期連続で「増収減益」が続いています。人手不足による人件費高騰、新店舗や既存店リニューアル、店舗システムのデジタル化への投資などで利益が減少しています。とは言え、直近2018年12月期の当期純利益は114億円ですから、さすがに外食トップ企業の規模は大きいですね。

業績が苦戦中なので大丈夫かな〜と心配していましたが、先日、とうとう今期(2019年12月期)の見通しを下方修正しました。3期連続で減益となるようです。

同時に大幅な減配も発表しました。しかし、それでも株主優待は維持されたので、株価はあまり下げていません。株主優待パワーはすごいですね。ここの優待はかなりお得ですもんね。

投資対象としては微妙?

成長性に陰りが見えているにも関わらず、PERは30倍超、財務も厳しく、のれんも大きいとあって、投資対象としては正直どうかと思います。バフェットに怒られそうです。とは言え、かくいう私も優待の魅力に負けてしまっている一人です…。

同社の業績は苦戦していますが、外食産業はどこも人件費などコスト上昇の問題に直面しています。その点では小規模な企業ほど苦しく、今後は淘汰が進むのかも知れません。同社は大企業だからこそ積極的なデジタル投資を展開できていますし、コスト面でもスケールメリットを生かすことができるのでしょう。

また、同社は今後、海外展開を積極化していく方針です。これまでも台湾に出店していますが、このほどアメリカとマレーシアに現地法人を設立し、出店準備を進めています。

優待が改悪されませんように…

一つ言えることは、株主優待が大幅改悪か廃止された日には、同社の株価は暴落するだろうということ。株主優待がそれなりの負担になっているようなので、その日がくるかどうかは同社の業績次第なのでしょう。