アセンテックが決算で売られましたね
アセンテック(3565・マザーズ)が昨日、2019年1月期の決算を発表しましたね。
前年比で売上高26%増、営業利益48%増、経常利益41%増、当期純利益41%増と好決算でしたが、今日は予想通り、大幅に売られました。今期(2020年1月期)の業績予想が売上、利益ともに伸び率が低かったからです。
売上高8%増、営業利益11%増、経常利益6%増、当期純利益5%増の予想です。配当も据え置き。PER40倍を超える企業がこの程度の伸びであれば、ここで一旦売られてしまうのは当然です。
まー、しかし、同社の業績予想はひとまず保守的に出しておき、後から上方修正、増配、株式分割を発表するのが、上場後ここ2年間の流れになっています。
それを分かっている人は安心して持っていられるし、または一度決算前に売っておき、大きく下げたタイミングで買い戻したりするのでしょう。もちろん今期がどうなるかはわかりませんが…。
企業のクセを知ることが重要
アセンテックに限りませんが、その企業のクセを知っておくことはある程度重要だな、と感じています。
業績予想が保守的なのか、過大なのか、毎年のように上方修正しているのか、予想未達が多いのか、売上が年間を通して均等なのか、それとも特定の四半期に偏るのか、などの傾向を知っておくと、安心して持っていられますし、場合によっては株価の上げ下げの波に上手く乗りながら売ったり買い戻したりすることができます。