さすらい投資家Qの覚え書き

割安株、成長株、有望株を探し求める中長期投資ブログ。

サイバーセキュリティ・働き方改革で注目されるアセンテック

世界景気の減速不安で株価が急落していますね…。私の含み益も恐ろしいくらい減少していますが、まー、中長期投資ですので、地道に企業研究をしていきたいと思います…(涙目)。

アセンテック(3565・マザーズ

2017年4月に上場した企業で、仮想デスクトップ環境を提供する事業を、BtoBで行っています。

「仮想デスクトップ」とは何ぞや?と思う人もいるでしょう。私もIT方面はやや苦手なのですが、私なりに解釈しています。

通常のパソコンでは、データはパソコン本体に保存されています。そのため、パソコンが破損したり盗難にあうと、データを紛失・漏洩するリスクがあります。また、従業員のUSBメモリからデータが流出するリスクもあります。

仮想デスクトップ環境では、データは常にサーバ側に保存され、パソコン本体にはデータが元々ありませんし、残りません。

ですので、パソコンが破損したり、盗難にあっても、データを紛失・漏洩することがなく、また、USBメモリへのデータ保存も制限することができます。

パソコン本体にデータがないということは、場所やパソコンを選ばず、どこでも仕事をすることが可能になります。(例えば、専用のUSBメモリーを差して起動→パスワードでログイン、みたいな感じで使うのだと思います)

従業員のパソコンを管理する企業側から見ても、ソフトウェアのバージョンアップ等がサーバー側で一括してできたり、複数の従業員が同じデスクトップ環境を共有したりと、色々と便利な点が多いようです。

 

そんなわけで、

などの点から、仮想デスクトップを導入する企業がかなり増えているようです。

 

同社では、導入企業に対して、コンサルティングを経て、システムを設計・構築し、その後も保守・運用で関わるため、ストック型ビジネスの側面もあり、今後はストック収益も伸ばしていく方針です。

仮想デスクトップのテクノロジーは、どうやら日本より欧米の方が進んでいるようで、同社でも主に欧米ITベンダーの製品を取り扱っています。併せて、自社製品(PCに差すだけで仮想デスクトップ環境へ接続できるUSBメモリー等)の開発・販売にも注力しています。

ちなみに佐藤社長の人柄も好印象です。いくつかのインタビュー動画を見ましたが、真摯な姿勢が伝わってきます。

 

そんなアセンテックですが、やはり「成長株」という位置づけなので、いかんせん株価が高いですね…。直近3月8日の終値は1,871円で、PER48倍です。

今後も成長し続けるだろうと思いつつも、実は先日1,980円前後である程度を売ってしまいました。

最近はボックス相場のような動きをしているので、また大きく下がったら買い戻したいところです…。